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手引き(上映お申込の前にお読み下さい) | お申込フォーム  

●自主上映の流れ
はじめて自主上映会を開催される方へ

「地球交響曲」は、 1992年に「第一番」を公開以来、「第五番」まで、全国各地の観客の手による自主上映会によって広がっています。2005年現在、上映回数は約4800回、観客数は200万人近くに達しています。
主催者のほとんどの方は決して映画のプロではない、素人の方がほとんどですが、「この映画の感動をより多くの人と分かち合いたい。」という想いから、知恵を出し合い、労を惜しまず行動していらっしゃいます。その想いがまた共感の輪となって、今でも広がり続けています。
主催者自身が様々な趣向を凝らしたりして、映画館では味わえない感動を来場者に与えることもあります。
それぞれがマニュアル通りではない、個性溢れる上映会ですので、手法を語るのは大変おこがましいことですが、ここでは初めて上映される方のための手引きとして、上映会企画から実現までの流れをまとめてみました。




どんな上映会にしたいのか心に描いてみる。

これから自主上映会をつくろうと思っているあなたのすることは、まず、どんな上映会にしたいのか、心に描いてみることです。あなたのなかに描き出された上映会のイメージに加え、なんのために上映会をやろうとしているのかも吟味します。
上映会の準備をすすめる中で、新しい出会いが生まれ、より多くの仲間と上映会を作り上げて行くということもしばしばあります。各々の自主性を育みながら、みんなで何を実現したいか話し合ったり、チケットの売れ行きなど情報を共有しあうということも、大切なことです。
また、1ケ所に仕事が集中して負担がかかりすぎていないか、お互いに何でもいえる雰囲気になっているか、世話役だけでひとり決めしていないか、など、心に余裕を持ちながら誰もが気持ちよく参加できる雰囲気づくりこそ、満足感のある上映会に繋がるようです。



【どんな準備をしたらよいか、チェックリストにしてみました】


■ 上映日を決める

 上映会場の選定・日時決定・仮予約 (映写設備のある会場が望ましいです)

 フィルム・ディスクの空き状況の確認(配給担当にお電話下さい)→会場の予約
    ●上映方法(フィルム上映 orデジタル上映)をご検討下さい。

 上映申込書の提出 (必要事項をご記入のうえ、ファックスで結構です)

□ 
映写技師(映写機材)の確保 *龍村仁事務所がご紹介する事も可能です。

■ 予算組み

 入場料金、動員目標数を決める (入場料金平均は、 1000円〜1500円です)

 予算書をつくる (収入:入場券売上、パンフレット売上など  支出:会場費、映写機・映写技師、フィルム貸出料、宣伝材料費、印刷代、通信費、雑費、などがあります)

 チケットの販売方法、受付体制を決める(出来るだけ前売で買ってもらう方が当日の動員数を把握しやすい)

■ 事務作業・宣伝活動

 チケットの半券に印字する (ラベルを使ったり、ゴム印、印刷屋にお願いするなどの方法があります)

 チラシをつくる (映画チラシの余白に印字したり、オリジナルを作成するところもあります)

 宣伝/チラシ、ポスターを配付する(知り合いのお店、書店、自然食品店、会場ロビー、公共施設、また地元の情報誌や新聞社に情報を送るなど思いつく限りの所をあたってみましょう。)
    ● 教育委員会の後援を取ると、図書館や公共の文化施設にチラシを置けたり、公共の会場費が安くなるなどの利点もあるようです。
    ● 予告編ビデオもしくはDVDを、要望がございましたら無料にてお貸しいたします。龍村仁事務所までご連絡下さい。申し込み用紙を FAXさせていただきます。

 販売物の発注 (映画パンフレット、書籍、CDなどを販売する場合は在庫切れの時もありますのでお早めにお手配下さい。)
    ●第四番・第五番の映画パンフレット・ CDは龍村仁事務所、それ以外に関しましては直接出版社、レコード販売会社へお問い合わせ下さい。
問い合わせ先に関しては「手引き」の中の「地球交響曲関連書籍・ CDの案内」をご参照下さい。

 

■ 当日のスケジュール

 会場との打合せ (進行や、使用する付帯設備(マイク、テーブル、イスなど)の確認など)

 当日のスタッフ役割分担 (当日券販売、場内整理、もぎり、物販、司会、挨拶、影アナ、記録、会計など)
    ● ボランティア活動等行事保険への加入 (ボランティア活動等行事中に起きた事故と損害賠償の2つの補償がセットになった保険です。社会福祉協議会で取り扱っています。活動の安全を守るためご活用下さい)

 フィルム orディスクは届いていますか?(上映2日前。内容の点検も必ずして下さい)

 上映会で配付するアンケート用紙(回収箱もあると便利です)、プログラムなどの印刷、準備、釣り銭の用意

■ 上映会当日

 会場で事前に映写チェックをお願いいたします。音のボリューム、バランス、画面が切れていないかなど、映写担当者はもちろんのこと、主催者も納得のゆくまで確認をお願いいたします。
    ●デジタル上映の場合には、上映日前にチェックするのが理想です。当日チェックする場合には、最低でも2時間の余裕を見てスケジュールを組んでください。

 会場内のこと(トイレの場所、母子席、車椅子席の有無、映写室、内線電話番号など)は、スタッフ全員が把握していると、咄嗟のときに機転が利きます。

<歩留まり>
「歩留まり」とは、実際に事前に売れているチケットの数から、当日何らかの事情で来られなくなる人の数を引いた割合のことです。通常の自主上映会の場合、歩留まりは9割と見込んでおいて下さい。
つまり、もし、チケットが完売していたとしても、当日1割の方は来られなくなる可能性がありますので、その分を当日券として取り扱うということも考えられます。ただ、前売で購入しておきながら、遅れて会場にいくと席がなかった、ということが起きないような配慮も要りますので、その場合の当日券の販売は、1割以内にとどめることが賢明でしょう。

■ 上映会終了後

 フィルムまたはディスクの返却 (フィルムの場合はフィルム状態報告書をFAXして下さい)

 委託していたチケットの回収
    ●残券は金券と同じです、確実に回収しましょう。

 入場券の精算 (精算書に必要事項を記入し、残ったチケットとともに龍村仁事務所に返送します)
    ●上映会終了後 2週間以内に郵送して下さい。

 残パンフレット・CDの返品 (委託販売ですので、販売して頂いた分に関してご請求いたします)

 請求書受取/支払い
    ●上映会終了後 1ヶ月以内にご入金下さい。

〜〜お疲れ様でした!〜〜



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