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| ●ゴンベの森から−ジェーン・グドール編 |
| 1月18日記 朝5時半起床、まだまっくらです。7時に朝食、コックが来ているので昨夜の夕食も含め食べ物に関しては予想よりはるかにいいです。いずれにしろ、こういう場所に来ると、何を食べても美味しく感じます。これは私の大きな長所のようで、だからこそ60才まで現役でいられるのだと思います。ジャングルの中の山道を登って30分、観察所に着いたのは7時半、そこで1時間ほど、チンパンジーを待つジェーンの姿を撮りました。  この間、一頭の子供が観察所を通過してゆきました。はぐれたお母さんを捜しているそうですが、チンパンジーの中にも自由に行動して、あとで寂しくなるイタズラ小僧がいるんだなと思い、フト、息子のことを思い出しました。大きなグループは現われそうにないので、さらに山奥に入り、ジェーンにとっては忘れ難い思い出の場所、白ヒゲのデーヴィッドと初めて深い心の交流があった場所で、その思い出話を撮りました。  さらに、母ヴァンヌと初めてキャンプをした場所を撮り昼食。そこで無線が入り、フィフィ（40年前からの唯一の生き残り）や、ガイアなどがいる場所わかったので急拠その場所に向いました。雨期だというのに天気にはとても恵まれています。おかげで撮影は極めて順調に進んでいます。  夕方、撮影を終えてキャンプに帰りつくと雷鳴が鳴り雨が降り出しました。  |
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